数年前から、主に企業の技術者を対象に、キャリアカウンセリングを実施してきました。また、自分の属している会社外の研究者やエンジニアも含めて、高度エンジニアを目指す人たちの相談にのり、彼らの成長を支援するメンターとしての役割も果たしてきたつもりです。それらの中で、研究開発部門のリストラクチャリングも珍しくありません。いままで担当してきた研究開発テーマを止めて新しいテーマを探さなければならないとか、チームで各々の専門を分担して仕事をしてきたため、自分の強みがみつからなず、今後何を選択していったらよいかわからないというような多くの相談を受けます。
それらをきっかけに、私のいままでの人材開発での仮説検証をもとにした想いを実現するため、新しいコンセプトの「新社会人や若手のためのキャリアデザイン」講座を開講しました。これは、何のために働くのかなど、自身のキャリアデザインを未来から俯瞰し明確化させることで、何を学び、それをどう活かすかを考え、自律的に思考・行動できる人材を倍増することを目的としたものです。いわば、教育のあるべき姿を狙った講座と考えました。これにより、多くの人生の課題に対するヒントをいただきました。
業界再編やリストラにより、企業の考えるキャリアパスは夢物語となってきたようです。キャリアデザインをイメージしておかないと環境変化に対応できないのです。何も、勝間和代さんの生き方を実践せよと言っているのでもありません。むしろ、香山リカさんの「頑張り過ぎない生き方」の方に近いかもしれません。30代に、人生全体から俯瞰して、何のために働くのかを考え直すのです。自身のキャリアデザインをより明確化させることで、何を学び、それをどう活かすかの判断力を養い、自律的に思考・行動できるようになって欲しいのです。視野を広げるために、先輩の助言に耳を傾け、悔いのない、目的をもった人生、働き方、仕事を考えていただきたいのです。
<スピード発想術書籍URL>
http://gihyo.jp/book/2010/978-4-7741-4106-0
<プロエンジニア教育研究所URL>
http://www.proengineer-institute.com/

