2012年07月01日

ソニーは歌を忘れたカナリアか?エンジニアよ原点に還れ!

 ソニー、パナソニック、シャープ、NEC等々、数千億円レベルの損失により、1万人単位のリストラ計画が相次いでいます。液晶テレビ事業の戦略の誤りなど、多くの経営責任もありますが、エンジニアの視点に立って、何をしなければいけないのかもアドバイスを求められます。私が在籍した企業の先輩や社会から学んだことを、ものづくりの原理原則として整理してみました。多くのエンジニアのみなさんが参考にしていただければ、自ずと明日からの行動に変化が見られるのではないでしょうか。まず、私が実践してきた原理原則の3つは、ソニースピリッツとも言われております。
 @自由闊達(技術の上では皆平等、楽しくなければ仕事ではない)
 A素人アイデア尊重(知見者の意見は参考程度)
 Bチャレンジ精神(目標は世界一)

 エンジニアの行動指針として、お客様の視点(マーケティング風)から整理すると次のようになります。
 @お客様の欲しがるものではなく、お客様のためになるものを創れ
 A良いものを安く、より新しいものを早く
 Bサイズやコストは可能性で決めるな。必要性、必然性できめろ
 C新しい種(商品)は育つ畑(市場)に蒔け
 D市場は調査をするのではなく創造するもの世界初商品の場合調査はあてにならない

 先輩達から受け継がれてきた暗黙知(良い意味で盗んできた)である、研究開発の行動指針は次のようなことだと思います。これは、ソニーエンジニアのDNAでもあります。
 @自分で手を下し、手を汚して初めて本質がわかる
 A技術の世界に常識はない。無理なものは、別な視点でアプローチする
 B他社の動きを気にし始めるのは負けの始り。人まねはするな
 C素性のよいものを見つけ出す。開発は、パラレルに進め、一番すんなりと出来たものが素性のよい商品
 D使った知恵の量だけ付加価値が得られる
 Eできない理由はできることの証拠。できない理由を解決すればいい
 F不幸にして意気地のない上司についた時、新しいアイデアは、上司に黙って、まずプロトタイプを創れ

 ここ10数年の間、日本のものづくりは、製造現場だけでなく、研究開発まで海外移管され、技術と雇用の空洞化を加速させています。改善的対応策をいくら講じても何ら解決しない。今こそ、あるべき姿(TRIZの究極の理想解)を深堀りすべきだと思います。例えば、その成功モデルは、アップルのジョブスにあります。彼は、ソニーから多くのヒントを吸収し、ゼロックスの研究所でユビキタス概念に出会い、先にユビキタスPCなどを商品化したのです。

【ぷろえんじにあWeb画廊】
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posted by proengineer at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする