2010年01月25日

ヤマト運輸の事業目的

 何年も前になるが、異業種交流会で面白い話を聴きました。製造業3社と半公共事業1社とサービス業1社という構成で、サービス業であるヤマト運輸の元気さが際立っていました。「サービスが先、利益は後」「現場第一主義」が徹底されているように感じました。

 10万人の社員・契約社員が年間約10億個の荷物を運んで1兆円の売上を上げる。入社した社員の半数は辞めていくということでした。でも、そのような環境の中で、現場に大幅に権限を委譲しているそうです。服装まで拠点で決めることができるようです。ある拠点では、ドライバーまでスローガン入りのネクタイ着用を義務付けたとのことでした。それで大いに業績が上がったそうです。水平展開自体も各拠点に任されているので、ネクタイはその拠点のその拠点長の時代にとどまったとのことです。実績とメンバーからの信頼があればどんどん上位職に立候補できるそうです。

 ところで、ヤマト運輸といえば、故小倉昌男氏が宅急便を始めるときに、考えたプロセスが「目的展開」だったと言われております。事業のドメイン(事業領域)を決めるときに、その目的は?、その目的は?と突き詰めて行ったそうです。つまり、運送業の「真の目的」を、最終的に「日本国内どこでも1日で届ける」ことに決めたわけです。お客様ニーズにベストマッチしたすばらしいコンセプトです。

 現場に元気を出させる各種の工夫がなされているようです。新しいサービスは60%の確信があったらともかく現場に出してみて、現場の声、顧客の声を聞きながらいいものにしていく、という進め方のようです。NHKの「プロジェクトX」で、車も通れなくなった雪山を荷物を担いで歩いた、というエピソードが紹介されていましたが、そういうエピソードや考え方が現在でもあたりまえのように受け継がれているようで、その徹底振りに驚きました。


<スピード発想術書籍URL>
 http://gihyo.jp/book/2010/978-4-7741-4106-0
<ぷろえんじにあHP>
 http://www.proengineer-institute.com/
【ぷろえんじにあWeb画廊】
http://www.ne.jp/asahi/proengineer/skasuya/
ラベル:TRIZ 目的展開
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