2010年02月01日

井深語録とソニーのDNA

 社会経済環境の混沌とした状況が、ここ数年続いています。リーマンショックで、混沌さの度合いが加速されたようだ。行き過ぎた規制緩和による労働者派遣法の改正、成果主義の導入による度の過ぎた個人主義の浸透によりコミニュケーションの希薄化、若者の就職難、自殺者の3万人超え、うつ病やその予備軍の激増、過度なコスト競争(レッドオーシャン戦略)によるデフレスパイラルの加速など・・・。この辺で、立ち止まって、どうしたらよいかを考えてみましょう。

 私自身の体験を通して、志や判断基準や価値観に強く影響を与えた言葉や考え方の一端を紹介してみようと思います。もちろん、幼いころからの責任感、正義感、志、感動、など両親や祖父からの価値観のDNAも存在していると思います。でも、価値観や考え方を確立したのは、ソニー勤務時代の20代でした。最も影響を与えたのは、「人まねをしない」、「お客様に感動を与えるモノづくり」などの”ソニースピリッツ”のようです。その「ソニーのDNA」の根幹をなすのが、井深語録と呼ばれるものだと思います。

 ソニーのDNAと呼ばれるエピソードを示す井深語録のいくつかを紹介します。例えば次のようなメッセージでした。「好奇心がソニー製品を生んだというのは、間違いだと思うんだよね。非常に強烈な目的意識だけはあって、それを満たすために一体何をやったらいいか。そこに、独創性、創造性入れざるを得なかったわけですよね。」
「自分がいいものに気がついたら納得するまでやって、上司も納得させなければならない。トップがわからなかったらケンカしてでもいいところをわかってもらえるよう、とことんやっていかないと本物にはならないよね。ただ、アイデアだけ出して、独創性だ、創造性だと言っても仕方ないんだよね。」
「子供を良い学校に入れることも、塾へ通わせることも、決して悪いことだとは思わない。その前に、よい人間に育つように、できるだけの努力をするのが親の務めだろう・・・。この世を理想的な世界にと願うならば、まず、わが子の良いしつけを今日からしよう。」

 要するに、真の目的をはっきりさせて、みんなで知恵を出す。それを実現させるために、特に、いままで世の中にないものをやことを実行するときには、解決案を粘り強く説得していく。そして、子供のしつけや新入社員教育などは、モノゴトを価値観やその後の人生にまで影響を与えるわけで、極めて重要な意味を持っていいると思います。ここで、誰かがおなじようなことを言っていることに気がつきました。近代的組織論の提唱者C.I.バーナードがあげた@目的達成に向かう貢献意欲、A共通目的、Bコミュニケーションの3つのことです。つまり、これらを達成させる手段として、「創造性」が発揮されるべきなのだと思います。


<スピード発想術書籍URL>
 http://gihyo.jp/book/2010/978-4-7741-4106-0
<ぷろえんじにあHP>
 http://www.proengineer-institute.com/
【ぷろえんじにあWeb画廊】
http://www.ne.jp/asahi/proengineer/skasuya/
【関連する記事】
posted by proengineer at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック