2013年01月19日

TRIZを活用する課程で地頭力は鍛えられる

 みなさんは、「優秀さ」という意味をどう解釈するだろうか。どこそこ大学を優秀な成績で卒業したというのが日本の企業の判断軸であった。なぜなら、企業の新卒採用で「指定校制度」というのが慣習として長い間存在していた。建前上は肯定しないが、現在も顕在のようだ。特に技術系では、人事担当者の言い分として、大学の教授のご機嫌を損ねると学生を推薦してくれないということのようだ。言い方を換えると、人事の役割を放棄してしまっていることと同じだ。

 優秀さ(頭がいい)というのは、どういうことを意味するのだろうか。例えば、細谷功氏が、Think(東洋経済新聞社)の中で、フェルミ推定という視点で「優秀さ(頭がいい)」を3軸で定義している。1軸目が「知識量」、2軸目が「機転が利くこと」、3軸目が「地頭力」としている。知識量は記憶力であり、機転が利くことは人の気持ちを瞬時に察して行動できることであり、地頭力は環境変化に対応して問題を解決できる能力である。この中で、地頭力の鍛え方が重要なのである。

 「地頭力」について、もう少しブレークダウンしてみよう。地頭力には、ロジカルシンキングの左脳思考と発想や感性の右脳思考の両者を兼ね備えていなければならない。前出の細谷功氏の言葉を借りれば、「地頭力」とは、@結論から考える「仮設思考力」、A全体から考えるフレームワーク思考力、B単純に考える「抽象化思考力」とされている。

 従来、左脳思考力であるロジカルシンキングについては、体系化され教育されMBAなどで訓練されてきた。しかし、右脳思考力については、あまり的確に提言されてきたものがない。私は、ここに「地頭力」の鍛える方法として、TRIZの活用を薦める。なぜなら、TRIZには、仮設思考力とほぼ同じに活用できる「究極の理想解」、ものごとをシステムと捉え全体像から俯瞰する「9画面法」、「一般化(抽象化)≒目的展開(機能展開)」というツールが用意され、訓練できる環境にある。左脳と右脳のコラボレーションこそTRIZの差別化要因であると考える。


<スピード発想術書籍URL>
 http://gihyo.jp/book/2010/978-4-7741-4106-0
<エンジニアの生き残りのヒントがいっぱい!ぷろえんじにあ のHP>
 http://www.proengineer-institute.com/
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posted by proengineer at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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