2013年03月11日

やはり中国はリスクが大。技術伝承の本質とは、・・・

 団塊世代が定年退職し、日本の技術伝承のありかたが問われている。退職後も、継続雇用と称して、大企業は安価なコストで専門職を雇用してきた。一部の企業では、彼らに、ノウハウを吐き出させようと、彼らを教育係りとしたり、彼らの技術をデジタル化して保存しようとしている。でも、中国進出した企業の多くは、中国企業に、技術移転せざるを得ない状況となっている。さらに、政治不安から、中国からの撤退も検討されているようだ。
 次の移転先として、ベトナムやミャンマーが脚光を浴びている。私は、10年以上前から、勤務先の役員にも中国でのカントリーリスクから、移転先候補のベストな選択肢として、日本に好意的で、勤勉なベトナムを推奨してきた。しかし、会社は、目先の利益や競合他社に同調した決定を優先してしまった。

 ところで、日本のメーカーの中には、競って資産を身軽にして、ものづくりをアウトソーシングしてしまっているところも多く存在する。ことのつまりは、中国や台湾、東南アジアなどに技術移転してしまい、生産コストの安い国を探していジプシーのような生活に陥ってしまった企業さえ出現している。それと同時に、日本企業から図面やノウハウが技術流出し、先端技術も容易にコピーされる状況になっている。

 例えば、組み立て産業では、金型技術やナノ技術がコア技術になっていますが、まだまだ自社でまかなえる企業は数少ない。もはや、遅きに失した感が強いが、日本のものづくりは、金型やナノ技術のようなコア技術に人材を投入、ストック化して、技術流出のリスク管理を徹底し、真似のされない技術開発に特化する必要に迫られている。同時に、特許権や意匠権のような知的財産権の発生する分野にも力を注ぐ必要が生じている。私がライフワークとする「モチベーション」と「創造性」の目標の具現化策である人材と知財のストック化こそが、どう体制が変化しようが、ゆるぎない方策と考えられる。

<スピード発想術書籍URL>
 http://gihyo.jp/book/2010/978-4-7741-4106-0
<ぷろえんじにあHP>
 http://www.proengineer-institute.com/
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