2007年04月23日

MOTのブームは去ったのか?

 ここ数年、MOT(技術経営)についての書物や面識のある早稲田大学の寺本教授、神戸大の延岡教授などの講座が、賑わいを呈していました。内容は、非常に興味深いものがあり、面白いものです。実際に業務でどう応用するのかについて質問したりしたのですが、なかなかツールのようなものにまで体系化されていないように感じていました。米国の友人からも米国ではかなり前にブームは去っていると聞かされました。また、文科省から大幅な予算がついていたためだという人もいます。

 先週、「技術者発想を捨てろ(ダイヤモンド社)」の著者の永田さんから著書をいただくと同時に、意見交換させていただく機会がありました。この本の趣旨はMOTの実践的活用ということです。ここで、次の法則が重要といっています。
@技術者は、人に誇れるコア技術を持て
A「技術のロマン」に「ビジネスのロマン」を重ね合わせろ
B技術者の工程表を疑え
Cドリームパワリングを発揮しろ
D技術者は奥の院から外に出よ
E戦うためのツール「プレゼンテーション力」を磨け

 ところで、私も、MOTという言葉が日本で流行するずっと前から、経営的スタンスで泥臭い研究・技術開発を実行しようということを提唱してきました。例えば、「プロエンジニア(テクノ)」には、成果を出すための法則を記述しています。真の狙いを考えると「技術者発想を捨てろ(ダイヤモンド社)」の法則をさらに現場の技術者向けのメッセージに置き換えたものといってよいでしょう。
@何をやりたいのか常に好奇心をもつ
A高い目標にチャレンジし最後までやり遂げる(ただし、上司は失敗に寛容であれ)
B文献は100%信用しない
C自分の時間を創造する(トヨタ生産方式のムダドリを常に意識せよ)
D既成概念にとらわれない頭脳の若いメンバーをチームあるいは協力者に加える

 現場の泥臭いノウハウが身に付く、実践的なMOT研修講座はないかと探索してきましたが、自信を持ておすすめできるプログラムにはほとんど存在しませんでした。それなら、自分でやってしまえということで、次のようなプログラムを体系化して実施中です(参照ホームページ)。
@体系的課題解決法「ソフトなしで使えるTRIZ講座」
A魅力ある商品づくりのための「創造的設計法講座」
Bチーム力強化のための「R&D業務プロセス変革講座」
C技術者の現場力を鍛える「ビジネス性工学講座」

<スピード発想術書籍URL>
 http://gihyo.jp/book/2010/978-4-7741-4106-0
<ぷろえんじにあHP>
 http://www.proengineer-institute.com/

40の発明原理の使い方:
 方法 A: 根本原因や真の目的を熟考後、発明原理の No1〜No40 まで順番にスキャンしてそこからヒントを得てアイデアを発想する。
 方法 B: 矛盾マトリクスから「改善したいパラメータ」と「悪化するパラメータ」の交点の発明原理をヒントにアイデアを発想する。(適用事例を参照)

 但し「図解これで使えるTRIZ/USIT」から出版社の許可を得て転載しています。


40の発明原理No3(表をクリックで拡大)
No3.gif

40の発明原理リスト(表をクリックで拡大)
c.gif


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posted by proengineer at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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