2014年09月25日

アップル商品の主なコンセプトは Xerox PARC が創出したものだった!

 米アップルと韓国サムスン電子がスマートフォンなどの特許やデザインを巡って争った訴訟が面白い事実をクローズアップしている。米裁判所は、サムスンがアップルの一部特許を侵害したとの評決を言い渡している。斬新な商品で市場を切り開くパイオニア企業のアップルと、その後を追うフォロワー企業のサムスンの図式になっていたのだ。サムスン自身は、審理の中で「iPhoneの成功に刺激されて、スマホを開発した。」と打ち明けている。そして、サムスン側は「アップルもソニーの影響を受けていた。」と指摘している。そういう意味では、アップルもサムスンも、創造性に関しては50歩100歩なのかもしれない。

 筆者は、26年前、Xerox パロアルト研究所(PARC)のマーク・ワイザーが考えた「ユビキタス・コンピューティング」のビデオを見て、鳥肌がたつほど感動した。下記に、そのビデオを抜粋したものを掲載する。これだけでも上記の意味は一目瞭然であろう。実際には、それよりも何年も前にユビキタスのコンセプトは出来ていたのである。現代のスマホ、iPad、TV会議システム、イーサネット、MacやWindowsのユーザーインターフェイスの原型が既に何年も前に試作されていたのだ。マーク・ワイザーには、TRIZの特徴的ツールである技術進化トレンドも関係ない。むしろ、究極の理想解を創出していたのだ。アップルのスティーブ・ジョブスやマイクロソフトのビル・ゲイツは、これらをXerox パロアルト研究所で見学後、ソニーの技術やデザインなども参考にして、MacやWindowsなどを事業化したのである。それらは、後に、MBA(経営学修士)の教材となって、「取り逃がした来(日本評論社)」に主な出来事は記述されている。

 後年、Windowsが、Macに似すぎていると文句を言ったスティーブ・ジョブズに対し、マイクロソフトのビル・ゲイツが「ゼロックス家に押し入ってテレビを盗んだのが、僕より先だったからといって、僕らが後から行ってステレオを盗んだらいけないってことにはならないだろう。」と言い放ったという話がある。Owen W.Linzmayer著「Apple Confidential」では、スティ−ブ・ジョブズは、1979年11月に初めて、パロアルト研究所を訪れ、そして、翌月の12月に再訪問したとある。「事実は小説より奇なり」なのだ。つまり、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツも、創造性に関しては、天才でもなんでもなかったのだ。事業家としての先を見る目が並はずれて優れていたということになる。





 ユビキタス動画:26年前、Xerox PARCのMark Weiserは、現代のスマホ、iPad、TV会議システム等のコンセプトを既に試作していた。アップルのジョブスやマイクロソフトのビルゲイツは、これらを見学後、MacやWindowsなどを事業化した。



【 TRIZ | 感動製品=創造性*潜在ニーズ*想い@ぷろえんじにあ 】
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