2014年12月22日

青色LEDは照明で省エネ等に寄与しているが、リスクも2編の論文が証明した

 中村氏、天野氏、赤崎氏がノーベル賞を受賞したことで、青色LEDが話題になっている。LEDが、照明、テレビのバックライト、交通信号などに使用され、消費電力が半減し、冬のイルミネーションの主役にもなっていることも、多くの人たちの理解を助けている。このことで少し気になっていたことがあった。約2年前、ノートパソコンのLEDバックライトタイプを購入したときのことだ。一日当たり約5時間ぐらい使っていると、少し眼精疲労を感じるようになった。当時は青色LEDのリスクは、医学的根拠として証明されていなかった。そこで、安くはなかったが、ブルーライトを軽減できる眼鏡をJINSで購入した。その結果、眼精疲労は、やや和らぎ、一定の効果があることを体感した。街の電気やさんを覗いたら、LEDバックライト付き液晶テレビの中に、ブルーライトカットスイッチ付きのものも出現していた。

 なぜ、眼精疲労に敏感になっていたかというと、話は20数年前に遡る。当時は、ワークステーションと呼ばれるブラウン管製のデスクトップ型コンピュータが主流であった。そのブラウン管から発せられる電磁波による眼精疲労が蔓延していたからだ。そのストレスによるうつ病なども社会現象として出始めていた。当時は、各企業ごとに、電磁波軽減シートをかぶせたり、連続1時間以上パソコン作業を禁止したりして、病気を予防していた。また、半導体の仕事にも従事していてため、レーザーダイオードなどの単一指向性光の危険性も熟知していた。筆者が家電メーカーの開発していたときに使っていた材料にも問題点が見つかっている。フリットと呼ばれるブラウン管を接着するときに使う材料、屋根や断熱材に使うxxxxxxなどのことである。それらの材料は、短期間の使用では害が発生しにくいが、長期間使用したときに健康被害が発症することも分かってきた。このような体験があるため、人体に対するLEDの安全性も、未だ信用していない。

 東北大学の堀雅敏准教授らは、2014年12月9日の英国学術「Scientific Reports」に、紫外線よりも波長の長い可視光である青色光に強い殺虫効果があったことを発表した。ショウジョウバエのさなぎに様々な波長のLED光を当てる実験で、青色光を当てたさなぎは羽化できずに死亡した。なぜなら、青色の光が昆虫の内部組織に吸収され、活性酸素が生じ、細胞や組織が傷害を受けるため死亡したとしている。光は波長が短いほど毒性が強いと考えられている。大手マスコミは、大本営発表のニュースをそのまま発表するだけで、メリットだけを大々的に取り上げている。危険性もあるということをもっと取り上げるべきである。また、岐阜薬科大学の原英彰教授も、2014年6月9日のScientific Reports」に投稿してる。「波長の異なる3 色のLED を用い、マウスの視細胞にエネルギーを一定にした青、白、緑の光を照射し、細胞が受ける影響を調べた結果、次のように結論づけている。「ブルーライトの波長を含むLEDを細胞に照射した際に活性酸素が増加したことによって細胞のエネルギー産生の場であるミトコンドリアが障害を受け、さらにタンパク質合成の場である小胞体に障害が起きることで、細胞障害が惹き起こされたと考えられる。」

 薬には、効能とともに副作用の注意書きがされている。多くの技術が、メリットとデメリットの両方を持っているのが一般的である。それは、技術だけの世界ではないかもしれない。いいことがあればリスクも存在してしまう。そのことを「トレードオフ」表現することもある。このように、矛盾を抱えたものやコトは、まだ進化の途中であるということもできる。このような矛盾をブレークスルーするための発想法もある。それが、TRIZである。

【 TRIZ | 感動製品=創造性*潜在ニーズ*想い@ぷろえんじにあ 】
 http://www.proengineer-institute.com/
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posted by proengineer at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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