2015年02月19日

ハイブリッド車は本当にエコなのか?軽自動車がエコではないのか?

 ハイブリッド車(hybrid electric vehicle略称:HEV)は、ガソリンエンジンと電気モーターという異なる2つ以上の動力を持つ。ガソリンエンジンは、低速時には燃費効率が悪い。このためハイブリッド車は電気モーターを使って加速し、燃費が良い速度になるときにガソリンエンジンに切り替えて走る。ハイブリッド車は本当に環境に優しいのか。2つの事例で検証してみることにする。

 ハイブリッド車のような軽量車製造には、軽量化するためにアルミニウムなどが使われている。従来車の鋼よりも製造工程が複雑なため、より多くのエネルギーが必要だ。。従来車の生産よりも大きなカーボンフットプリント(Carbon Footprint of Products 略称:CFP)となる。また、ハイブリッド車が使用するバッテリーの生産にも、付加的なエネルギーが必要となる。ニッケル、銅、レアメタルも必要である。分かりやすくいえば、従来の自動車に比べて、ハイブリッド車は、部品点数が数十%増となっている。部品点数が増え、システムが複雑化するとトラブルのリスクも増加する。

 プラグインハイブリッド車も充電する必要がある。米国の電力の大半は石炭によって生成され、わずか13%が再生可能な資源だといわれる。非常に多くの化石燃料が毎日、無公害車を充電するために利用されていることだ。 「電力エネルギーの半分以上が、化石燃料の燃焼によるというのは間違いない。ハイブリッド車は思うほど環境に優しくない」と米国の保守系シンクタンクのパトリック・マイケルズ氏は述べている。

 自動車の燃費基準は、10・15モードとJC08モードの2つがある。JC08モードでは、エンジンが冷えた状態からの値も全体の25%程度加えられたり、最高速度を70から80へ変更され、実際の運行に近い計測方法となっている。しかし、通勤や買物などの使用で、実測してみたが、ハイブリッド車も25km/l クラス前後のガソリンエンジン車も燃費に大差はなかった。単にイメージとしてエコと呼ばれているのが実情のようだ。極め付きは、軽自動車で、37/lの車が、もうすぐ発売される。広告の数値だけに騙されないことだ。真のエコカーは、燃料電池車なのか。水素の製造過程も考慮しないといけない。環境問題は、ライフサイクルで捉えなければ判断を誤る。そこで、理系に強い人なら分かると思うが、物理で学んだ「エネルギー保存則」を思い出すと、その根拠に納得がいく。

【 TRIZ | 感動製品=創造性*潜在ニーズ*想い@ぷろえんじにあ 】
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posted by proengineer at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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