2007年07月26日

モノづくりは感性デザインの時代

 ウォークマンに代わり、ipodが世界を席巻してしまいました。世界のユーザーに感動をあたえたのでしょうか。これまでの機能重視でコスト競争のモノづくりの世界を変えたのです。最近、アップル社は、携帯電話市場にも参入して、キースィッチのない斬新な携帯電話を米国で発売して話題となりました。その携帯電話市場では、デザイン重視のモノづくりへとパラダイムがシフトし始めているようです。

 韓国LG電子では、デザインを最優先する戦略をとり始めているそうです。これまでのキースィッチ型の携帯電話からタッチセンサーを使った光る携帯電話にデザインを変え、韓国人の心をとらえています。1000万台という驚異的な販売台数の実績を誇っているようです。例えば、機能を重視すると携帯電話は厚くなりデザインは二の次になってしまいます。500万画素のCCDを130万画素に機能ダウンさせてまでデザインを重視しているのです。

 ところで、日本の携帯電話メーカーはどうなのでしょうか。7月23日のNHKスペシャルでは、携帯デザインウオーズと題して、携帯電話の開発現場に密着取材しておりました。日本の携帯電話のトップメーカーであるNECでも、これまでの機能重視の開発戦略からデザイン重視のモノづくり戦略へと転換を図ろうとしているそうです。また、ソニーエリクソンでは、携帯電話のカバーを閉じると、蝶が飛ぶデザインで、消費者に感動を与えようとしたり、着古したジーンズが肌になじむような感性を携帯電話のデザインに組み込もうと試行錯誤をしていました。

 特に、これまでのハードウェア商品開発企業は、機能競争か価格競争で熾烈な下克上を戦っています。これをデザイン重視で消費者に感動を与えようとしているようです。これは、従来の顧客ニーズ重視のモノづくり戦略とは違うと考えます。つまり、消費者ニーズはいままでにない商品に対するニーズはほとんど出てこないからです。やはり、お客様に感動を与えられるモノづくりこそ時代の要請なのだと思います。私が大学で担当しているモノづくり講座では、3年前から、感性デザインの演習を組み込んでいます。これからのモノづくり技術者には、感性デザインの素養も必須となっていくように考えます。

メインリンク:
<ぷろえんじにあHP>
 http://www.proengineer-institute.com/
<TRIZとともに13年 プロエンジニア>
 http://www.ne.jp/asahi/proengineer/skasuya/


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