2007年08月03日

人は城、人は石垣

 武田信玄が、晴信と呼ばれていたころ、堅固な城を築こうとしていたそうです。しかし、重臣の板垣信方に、他国から自信がないと思われてしまうと諌められたそうです。堅固な城よりも人心を掌握することの方が重要であるとする「人は城、人は石垣」であると諭されました。そのことは、NHKの大河ドラマの風林火山でも表現されていました。

 実際に、秀吉が築城し、堅固な城として有名な大阪城は、大砲の前に屈してしまったことは歴史の事実となっています。また、織田信長が築城した、近代的な安土桃山城もあっけなく炎上してしまいました。関が原の戦いでは、小早川秀秋、加藤清正など豊臣恩顧の大名が徳川方に寝返ったことが敗因とされます。織田信長も明智光秀の裏切りによるものです。やはり、これらは、人をないがしろにしてきたツケと言ってもよいと思います。

 ところで、2007年7月の参議院議員選挙で、宇野内閣に次ぐ自民党の大敗になりました。ここでも、閣僚の動きがバラバラで、失言ばかり目立ち、おまけに責任をとらないことで国民のブーイングの嵐にさらされていたと思います。おまけに、年金問題で、安倍首相は、社会保険庁解体を叫んでいました。野党が社会保険庁の解体を主張するのであればまだしも、首相が宣言してしまったわけです。代替する職員が決まっていればまだしも、社会保険庁職員がこれから対応していくのに、彼らのモチベーションは上がりはせず、改革に対して逆行すると考えられます。

 リーダーは、部下や利害関係者がどう考え、モチベーションをどう上げられるかを常に考え、意思決定を行うことが求められています。そのためには、ビジョン、基本方針、を関係者に伝えて、双方向のコミュニケーションが図られているかが問われるわけです。そのためには、山本五十六の、「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ」という名言と連動させることです。ここで、モチベーションを上げるポイントは、言葉だけでなく、リーダーの「率先垂範」が不可欠だと考えます。


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<TRIZとともに13年 プロエンジニア>
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