2008年03月10日

企業の求める人材像はこれでよいのか

 2009年度の新卒を対象に、企業の求める人材像100社アンケート(読売新聞社)を見て、言葉を失ってしまった。やっぱりここまできてしまたのかと。「調整力、コミュニケーション力」「仕事への熱意」「人柄・性格」の順で、この3つにほとんど偏った回答でありました。20年前の公務員や銀行員の人材増を連想させるような回答結果だからです。英語力や創造力または想像力などは、「そんなの関係ね〜」といった感じなんです。

 この現象は、企業のリストラの一巡、学生側の絶対数不足、2007年問題以降団塊世代の大量退職による人材不足などが重なり、本音の希望を掲げては採用数を稼げないという目先の理由もあるかと思われます。環境変化の厳しい時代に企業が求める人材像としては、「自律性」「企画力・想像力」「複数の専門性」「挑戦心」のような能力が必要なはずである。そんなことは言っている場合ではないのかもしれないようだ。

 私も、新卒の導入教育、大学4年生および大学院生を、face to fase で教育してきた感想からいえば、「調整力、コミュニケーション力」がトップとなることにも納得もできます。なぜなら、人の意見を聴くことや自分の意見を人前で発表することが不得手な人が多くなっているからです。やむを得ず、講座の中にプレゼンテーション演習やディスカッション演習を多く配置しています。携帯メールや電子メール、ゲームやアニメで育った世代でもあり、受験競争にさらされて、友達付き合いはおあずけ状態だったわけですので当然といえば当然かもしれません。

 企業が、グローバル競争に勝ち、生き残っていくためには、ただ数合わせの新卒採用はナンセンスと思わないといけないと考えます。全員とはいわないまでも、人と違った発想のできる新商品開発や新しい仕組みづくりのできる人材が10〜20%ぐらいは必須なのです。尖がった人材こそ貴重なのですが、入社時から排除されていると、その企業は10年先は、リストラや買収されることは目に見えています。まだまだ、団塊の世代も再雇用で戦力になるというメッセージなのかもしれません。


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