2008年03月21日

富の再分配論だけでは、モチベーションは上がらない

 先日、大阪府知事に就任した弁護士出身の橋下知事が、職員を対象にした朝礼を就業時間前に実施したと言っていました。それに対して、女性職員からは、知事の言動がモチベーションを下げることばかりで、組織をばらばらにしていると反論されていました。心理学的には、ショック療法により気づきを与え、変革しようと意識を変えることも可能だと思います。それは限られた予算の再配分という視点で、ムダの犯人探しだけしていると受け取られているからモチベーションが上がってこないからでないでしょうか。

 今の状況を家計に例えれば、世帯主の収入は一定なのに、あれも買いたい、これも買いたいと家族が支出を膨らませているようです。結果として膨大な借金を抱え込んでいく。ここから抜け出すには分配を下げるか、世帯主の収入を増やすかしかないでしょう。 原資が限られたなかの分配論は縮み志向になりやすく、犯人探しに走りがちで、あまり建設的とは言えないようだ。要はこの家(国)の富をいかに増やすかが必要なのでしょう。

 武田信玄は、「人は城、人は石垣」のことばに代表されるように、人の知恵がこういうときこそ重要ということだと思います。環境変化や技術の複雑化の時代に、研究や技術開発の場面でも、マーケティングや創造性(差別化できるアイデアを出すこと)が重要です。魅力ある商品づくりにつながる体系的課題解決力 TRIZが勝負の分かれ目になります。つまり、風林火山風に言えば、次のようになるのでしょうか。
 実行すること風の如く
 お客様のニーズを聴くこと林の如く
 アイデアを出すこと火の如く
 基本を外さないこと山の如し

 ではどうすればよいのでしょうか。日本の経済力を強化して、世界に付加価値を提供するしかない。具体的には「強みをさらに強くする」ことでしょう。 自動車、デジタル家電など、日本には世界に誇るべきハイテク事業があります。これら強いものを世界に発信することで、日本の富は増し、弱者もまた救われるのだと思います。ものづくりのハードウェアだけではすぐコスト競争に陥り、作れば作るほど赤字になる、いつか来た道に戻ります。知恵やノウハウのソフトウェア力が生き残る道ではないでしょうか。


メインリンク:
<ぷろえんじにあ TRIZホームページ>
 http://www.proengineer-institute.com/
<ぷろえんじにあWeb画廊>
 http://www.ne.jp/asahi/proengineer/skasuya/


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