私の妻が日産自動車座間事業所の見学に行きたいというのでお付き合いすることになりました。見学会は3月20日の祭日に行われました。この日は、お彼岸の中日にもかかわらず、横なぐりの雨の強い寒い一日でした。朝9:30から順次20名を何回にも分けて、広い構内をバス移動で巡回するものでした。最後には、豚汁やエコバックの粗品まで配布する環境をアピールされた見学会でした。この見学で、社会や技術革新のトレンドがしっかり、読み取れました。
現在は、座間事業所では車の生産はしていませんが、車の試作、プレス技術、金型技術、組み立て技術、計測技術、シュミレーション技術などの生産技術を集約した日産のマザー工場のようでした。ここで、製造設備を設計・製作し、バグ出しして、栃木工場や海外工場に製造設備を移設するようです。この中で、ダンボール、木材、廃油などのゴミゼロを目指したエコ計画や二酸化炭素削減の様子をアピールしていました。驚いたのは、日産座間事業所だけで、座間市の二酸化炭素の排出量の20%を削減しているという内容でした。
ところで、見学工程の中で、驚いたことがありました。それは、NC加工機、三次元計測器など見学しているいたるところに、若い女性の技術者が働いていたことです。私も機械工学系の分野の技術者でしたので、社会の価値観や多様化が進んでいることを実感させられました。油まみれになり昔は3K職場だといわれ敬遠されてきた職場です。機械のIT化が進んだおかげで、女性の職場としての選択肢の一つになってきているのかもしれません。
見学した技術は、昔とった杵柄で、ほとんど理解できました。35年前、就職活動で自動車メーカーを志望していた私にとって、感慨深いものでした。当時は、オイルショックの影響で自動車メーカーの採用ゼロという状況で、電機メーカーに方向転換しなくてはならなかたのです。今や、ガソリンエンジンから電気自動車や燃料電池車へと技術開発の重点が変わろうしています。各企業も、環境問題や地域住民との共生をめざした社会貢献化活動や社員のモチベーションを重要視しなければ立ち行かぬ時代になったことを、このような短い見学会からも、ひしひしと感じられます。また、最後に見せてもらったガレージには数百台もの過去に販売された車種やレーシングカーも展示され、車好きには最高の一日でした。
メインリンク:
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TRIZ,体系的課題解決のプロエンジニア教育研究所
http://www.proengineer-institute.com/
2008年03月25日
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