2008年04月02日

暫定税率廃止で、なぜガソリン価格を下げないのか

 特に贔屓にする政党はないので、このブログでは、中立に徹して、極力政治問題は避けてきました。しかし、あきらかなミスを放って置けませんので敢えて筆をとります。3月31日で暫定税率の期限切れに伴い、ガソリン価格約25円/リットル、軽油価格約17円/リットルの減税されることになりました。この減税の経済効果は、1家庭、月当たり3〜4万円に相当し、企業の輸送費用、材料価格を押し下げる経済効果は膨大なものになります。

 よく理解できないのは、なぜ、ガソリンスタンドが数日間値下げしないかであります。結論から先に言います。損得計算すれば、よほど特殊な理由がないかぎり、ガソリン価格約25円/リットルで販売したほうが、経営的に利益が大きいということが言えるはずなのです。高くて売れないガソリンを在庫して、人件費とその他の経費を約1週間ムダにして待つよりも、4月1日から、25円/リットル値下げして販売したほうが在庫回転率が向上し、高い仕入れのガソリンも約3〜4日で売り切れ、機会損失を最小限に小さくできるのです。試しに2週間ぐらい、値下げするケースと値下げしないケースで損得計算してみてください。すぐ理解できるはずです。

 暫定税率廃止に伴い、2兆6000億円もの財政に穴を空けるということをネガティブキャンペーンしています。しかし、これも損得計算すれば、全然問題ないことはすぐ理解できるはずです。なぜなら、国土交通省の天下り役人のいる団体への随意契約の配布金が約12兆円/年存在する点です。この中で半数は即廃止しても支障なさそうです。最悪の場合でも、予算の組み換えで約20%の予算の組みなおしだけでもカバーしきれてしまうようです。このほかの特定財源でもいくら無駄があるか分かりません。おそらく、1年間議論すれば、国民年金や75歳以上の医療費など捻出してもおつりが出るかもしれません。

 これらを判断するとき、目先のことばかりに目を奪われるとネガティブシンキングに陥りやすく、何も解決しないのではないでしょうか。事象を客観的に理解し、損得計算(経済性工学)したり、問題や課題の全体像から俯瞰するフレームワーク思考をしてみることを薦めます。問題解決策そのものや解決の糸口を示してくれるはずです。もはや、国や政治に期待するのではなく、このようなことも自己防衛の時代なのかもしれません。仕事頭(≒地頭力)として定義してきました「抽象化思考力」、「仮説思考力」、「フレームワーク思考力」、「損得計算」で思考武装しましょう。


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posted by proengineer at 00:02| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
経済的に確保出来る金を維持出来ていれば(その分を
あてにして)国は税金を泉の如く使用するばかりだろう。
結果的には経済的に膨れ上がる支出を無駄な所ばかりに
金が垂れ流されて仕舞う 国民に密接(国民視点)の形が
あるべき姿だと思うのに。国民の立場に
立った暮らしの中で必需性の高いものの必要性の有無を
求める側の国民の目線を無視する事は国民として疑いの目で
今の状況に不信感を抱かずにはいられない。使い込んでる
感否めません。何処に流れてるんだか、不思議です。

 
Posted by 枯真樹 at 2008年04月02日 09:31
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