2008年04月15日

人間の能力の論理的能力と創造力をうまく使うには

 人間の知的能力には、二面性があるとされています。一つ目はものごとを判断する論理的能力、二つ目は新しいアイデアを生み出す創造力です。言い換えれば、左脳と右脳の特性そのものになると思います。私の経験則から導き出した仮説を若干誇張して述べてみます。例えば、15歳から65歳まで主な知的活動を行うと仮定しますと、論理的能力は15歳で0であるが、65歳では100になります。いっぽう、創造力は逆で、15歳で100、65歳で0になります。両者の交点は40歳で、もしこの両者のバランスが重要と考えますと40歳前後で大きな仕事ができることになります。

 私の例で言えば、一番創造性の高い仕事をしたのは32歳の時でした。また、技術的業務で会社の利益に大きな貢献ができたのが38歳の時でした。ちなみ、中村修二氏の青色ダイオードは35歳の時、ノーベル賞のエサキダイオードは32歳の時、そして、田中耕一氏のノーベル賞受賞特許は28歳の時の仕事となっています。創造的仕事は30歳前後、マネージメントも含めた利益創出の確率の高い年齢が40歳ということでしょう。かなり、うなづけるところもあるのではないでしょうか。

 市場のデジタル化、技術の複雑化、地球環境や雇用環境の激変などにより、エンジニアといえども安閑としていられなくなってしまいました。今後は、技術の専門性だけでなく、「ビジネス性」と「知恵」のターボエンジンを装備していなければ生き残れなくなっているようです。その具体例が大学院ではないでしょうか。一部の最先端研究分野を除き、数年余分に、教授のアシスタントとして専門技術を学んできましたというだけでは、企業にとっては魅力なしです。

 企業や社会で必要な能力というのは、ある特定分野の専門知識ではないのです。たまたま旬の研究テーマの場合には例外ですが。今後、10年、20年にわたり利益創出の源泉となっていただかなければならないからです。「ビジネス性」と「知恵」は、MBA的な知識を学べば身に付くかといえばそうでもないと思います。現場のハードルの高い課題にチャレンジして、ブレークスルーしてこそ真に身に付くのだと思います。そこに使う合理的なツールとして「マーケティング」や「TRIZ」があるわけです。努々使い方を間違えないことです。


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